監督:クリント・イーストウッド
脚本:ピーター・モーガン
出演:マット・デイモン セシル・ドゥ・フランス
死後の世界にとらわれてしまった3人の苦悩とそこからの立ち直りを描いたクリント・イーストウッド監督のヒューマンドラマ。
2011年2月28日月曜日
2011年2月27日日曜日
悪人 吉田修一
全編に渡って漂う息苦しくなるような焦燥感。
それぞれが持つ現状に満足できない焦り。
小さな嘘を重ね、友人に対して見栄をはる石橋佳代
実の母親を含め他者とのコミュニケーションをうまくもてず様々な思いを胸の内に押し込めていく。自分自身に苛立ちをおぼえるもののそれを解消する術をもたずギラギラしたものを内包している清水祐一。
紳士服量販店に勤め、若い頃にはいろいろと夢見ることもあったが日々の生活に流されいつの間にか年月を重ねあきらめと臆病さに染まってしまった馬込光代。
彼らは決して大きな望みを願い持つわけでなく、ほんの小さな幸せを願っているだけなのだ。
なのにその願いは掛け違ったボタンのようにどこかで違う破滅の方向へ向かうことになる。
それぞれが持つ現状に満足できない焦り。
小さな嘘を重ね、友人に対して見栄をはる石橋佳代
実の母親を含め他者とのコミュニケーションをうまくもてず様々な思いを胸の内に押し込めていく。自分自身に苛立ちをおぼえるもののそれを解消する術をもたずギラギラしたものを内包している清水祐一。
紳士服量販店に勤め、若い頃にはいろいろと夢見ることもあったが日々の生活に流されいつの間にか年月を重ねあきらめと臆病さに染まってしまった馬込光代。
彼らは決して大きな望みを願い持つわけでなく、ほんの小さな幸せを願っているだけなのだ。
なのにその願いは掛け違ったボタンのようにどこかで違う破滅の方向へ向かうことになる。
強運の持ち主 瀬尾まいこ
日常生活の中にあるほのぼのとした出来事が描かれていて暖かい気分で読み進むことができた。でも、読んでいくうちに各話のオチ(?)がわかってしまい、せっかくのいい気分が少し萎んでしまってちょっと残念だった。
2011年2月25日金曜日
夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
同じような妄想小説だが、「太陽の塔」より確実に言葉の使い方が洗練されており読みやすくなっている。
“先輩”が追っかける女の子を純真無垢な何も考えていない存在としておくことで、男の独りよがりの大妄想がどこまでもバカバカしく広がっていく対比が悲しくも面白い。
“先輩”が追っかける女の子を純真無垢な何も考えていない存在としておくことで、男の独りよがりの大妄想がどこまでもバカバカしく広がっていく対比が悲しくも面白い。
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